[3] 社会・防災・人権・司法(29名)

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大久保 真紀(おおくぼ・まき) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
戦争と平和、人権、子ども、報道・記者の仕事

声なき声に耳を傾けるという思いで取材をしてきました。中国残留日本人孤児、子ども虐待や子どもへの性暴力、遺伝病と闘う人たちなどを長く見つめてきました。

【プロフィール】
東京、西部両本社の社会部などを経て現職。21年度日本記者クラブ賞受賞 【著書】『こどもの権利を買わないで』『中国残留日本人』『児童養護施設の子どもたち』『献身――遺伝病FAP患者と志多田正子たちのたたかい』『ルポ児童相談所』など 【共著】『虚罪――ドキュメント志布志事件』など

北野 隆一(きたの・りゅういち) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
人権、皇室、拉致問題、戦後補償、水俣病

日本社会のさまざまな場所にいる「普通でない」人々の歴史と現在を追い、日本と周辺の国々との関係をたどることで、私たちが生きる社会の成り立ちを考えてきました。

【プロフィール】
米国と韓国に研修留学。皇室、拉致問題、ヘイトスピーチ、ハンセン病など取材。単著「朝日新聞の慰安婦報道と裁判」、共著「私たちは学術会議の任命拒否問題に抗議する」「フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義」「祈りの旅 天皇皇后、被災地への想い」など。

谷津 憲郎(やつ・のりお) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
沖縄

1972年の復帰から今年で50年です。沖縄戦や米軍基地、日米地位協定などに関心があります。ステレオタイプでない等身大の沖縄を伝えたいと思ってきました。

【プロフィール】
1994年入社。東京社会部を経て、沖縄へは02~05年と11~14年の2度赴任。沖縄国際大ヘリ墜落事故や辺野古埋め立て承認などに立ち会いました。15~18年には論説委員(社会担当)。

須藤 龍也(すどう・たつや) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
サイバーセキュリティー/IT/ソーシャルメディア

誰もがインターネットにつながる時代。ネットは今の「社会」を映す鏡です。このサイバー空間で何が起きているのか。わかりやすくお伝えします。

【プロフィール】
朝日新聞のエンジニアから記者に転向した「変わりダネ」。サイバー攻撃やハッカーの実態、ITに関する記事を数多く執筆する。LINEの個人情報管理をめぐる問題の特報で2021年度の日本新聞協会賞を受賞。三菱電機へのサイバー攻撃(2020年)の特報なども手掛けた。

豊 秀一(ゆたか・しゅういち) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
憲法・人権・司法

憲法改正論議や司法制度改革論議のほかに、戦後70年企画など平和や歴史認識をめぐる問題にも関心を持って取材を続けてきました。

【プロフィール】
主に社会部で仕事をし、論説委員(司法担当)、東京・大阪両本社の社会部デスクなどを経て、2015年から編集委員。福岡県出身。1989年入社。 【著書】「国民投票 憲法を変える?変えない? 」など。

吉田 伸八(よしだ・しんぱち) 編集委員(東京)

【講演テーマ】
警察、事件、犯罪など

事件から見える「社会」、そして治安を担う警察という組織について考える一助になればと思っています。

【プロフィール】
時事通信社で警視庁、警察庁、東京地検を担当し、オウム真理教事件、薬害エイズ事件などを取材。神奈川県警不祥事の取材班メンバーとして日本新聞協会賞を受賞。2005年朝日新聞社に入り、事件や警察の分野を担当している。福島県生まれ。

真鍋 弘樹(まなべ・ひろき) オピニオン編集部次長(東京)

【講演テーマ】
民主主義とグローバル化、ポピュリズムと格差

この10年、日本と米国を半分ずつ取材しました。日本の非正規、格差、孤立と、トランプ現象やブレグジットはつながっている。身の回りの出来事から世界を考えてみませんか。

【プロフィール】
社会部、那覇支局、論説委員、NY支局長を経て現職。「ロスジェネ」「孤族の国」取材班キャップ。イヌイットの生活をルポした「地球異変」、日中韓の若者を取材した「愛国を歩く」などを担当。米国ではオバマ、トランプ両大統領が誕生した選挙戦を取材。

藤生 明(ふじう・あきら) 編集委員(水戸)

【講演テーマ】
右派・民族派の系譜、宗教右派の現在

今日の右派勢力は既成右翼の印象では語れません。例えば、日本会議。彼らはどんな戦略の下、現実政治に影響を及ぼすようになったのでしょうか。

【プロフィール】
1967年埼玉生まれ。本島市長銃撃直後の長崎支局が初任地。その後、AERA編集部、大阪・東京社会部にそれぞれ約10年間所属し「右翼」「宗教」を両輪に取材経験をつんだ。著書『ドキュメント日本会議』『徹底検証神社本庁』(ちくま新書)

市田 隆(いちだ・たかし) 編集委員(大阪)

【講演テーマ】
調査報道

30年近く、政官業の癒着などの問題を取材してきました。近年は、「原発利権」問題などの講演をしています。

【プロフィール】
読売新聞社を経て2003年入社。東京本社社会部の司法記者クラブキャップ、デスクなどを経て、2011年から調査報道担当の編集委員。

忠鉢 信一(ちゅうばち・しんいち) デジタル機動報道部記者(東京)

【講演テーマ】
「スポーツ」の再発見

スポーツで社会問題を解決する動きが広がっています。オリンピックのレガシー、ジェンダー問題、暴言や暴力の問題、公共空間のスポーツ利用などSDGsにもつながるテーマです。

【プロフィール】
社会部、欧州総局、編集委員などを経て現職。日本サッカー協会B級指導員(日本スポーツ協会上級指導員)。社会人大学院の筑波大学人間総合科学学術院で修士号(体育学)。著書「進化する日本サッカー」(集英社新書)、「ケニア」(2008年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞、文芸春秋)

大牟田 透(おおむた・とおる) GLOBE編集部員(東京)

【講演テーマ】
原発や環境、医療、災害など、科学技術全般と社会

11年の東日本大震災と原発事故の発生時は科学医療部長でした。科学記者人生が問われていると感じました。地球温暖化や新型コロナも追っています。

【プロフィール】
大学では理学部で原子核物理、文学部で社会学を学んだ。東京本社科学部、アメリカ総局などを経て、東京本社科学医療部長を務めた。その後5年余にわたり、論説委員として科学社説の起案も。核や人工知能(AI)なども関心事。広島市出身。1984年入社。

岡田 力(おかだ・ちから) 教育総合本部企画委員(東京)

【講演テーマ】
事件報道、記者教育、実践的ジャーナリズム論

事件報道に関しては「事件の取材と報道2012」作成の1人として事件報道を日々考えてきた。記者教育、実践的ジャーナリズム論では『報道記者の原点』という著書がある。

【プロフィール】
1962年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。産経新聞社を経て92年、朝日新聞入社。東京社会部主で事件と調査報道に携わる。地域報道兼社会デスク、ジャーナリスト学校記者教育担当部長、長野総局長、月刊Journalism編集長を経て現職。早稲田大学大学院ジャーナリズムコース非常勤講師、上智大学文学部新聞学科非常勤講師。

松村 北斗(まつむら・ほくと) 秋田総局長

【講演テーマ】
防災、原発、災害への備え

九州で川内原発の再稼働をめぐる問題に、南海トラフ地震の発生が想定される近畿ではそのメカニズムなどの取材出稿に関わりました。どんなリスクがあり、どう備えるべきか。阪神大震災で親族が被災した経験も交え、備えの大切さを伝えたいです。

【プロフィール】
盛岡総局、東京社会部、千葉総局次長、西部報道センター次長、大阪科学医療部次長をへて現職。東京社会部では警視庁担当や、国土交通省担当(運輸)として航空鉄道事故調査などを取材。西部報道センターおよび大阪では災害や原発を主に担当。毎日新聞をへて00年朝日新聞入社。

三橋 麻子(みつはし・あさこ) 首都圏ニュースセンター長(東京)

【講演テーマ】
裁判傍聴のすすめ/法廷から社会が見える

裁判員で身近になった刑事裁判。大事件以外にも社会の縮図を示す様々な事件が裁かれている。老老介護殺人から結婚詐欺まで法廷ドラマを紹介しつつ傍聴の心得を伝える。

【プロフィール】
社会部記者として事件や調査報道を担当。大阪府警捜査一課担当として池田小事件、東京地検特捜部担当としてライブドア事件や日歯連事件などを取材。アエラ編集部では証拠改ざん事件や東日本大震災について執筆。2015年から社会部デスクも務めた。

細沢 礼輝(ほそざわ・あやてる) ネットワーク報道本部員(東京)

【講演テーマ】
鉄道を中心とした交通

中央リニア新幹線計画が実現に突き進む一方で、地方のローカル線やバス路線はやせ細っています。将来の公共交通について一緒に考えることができればと思います。

【プロフィール】
名古屋、東京本社の社会部で、鉄道を中心とした運輸部門を担当。地下鉄日比谷線脱線事故、JR宝塚線脱線事故の取材にあたったほか、中央リニア新幹線計画などを扱ってきた。静岡県生まれ。1992年入社。

仲村 和代(なかむら・かずよ) デジタル機動報道部次長(東京)

【講演テーマ】
女性の問題、待機児童問題、メディア、格差

社会部での取材対象は、国内外で起きるあらゆること。かけ離れたように見えても、根底でつながっていると感じます。多様性を大切にする社会を目指して、ともに考えたいです。

【プロフィール】
2002年入社。保育や女性の労働問題はライフワーク。メディアの担当も長く、SNSを使った取材手法の開拓にも取り組んできました。 著書に「ルポコールセンター」、共著に「孤族の国」

島 康彦(しま・やすひこ) くらし報道部次長(東京)

【講演テーマ】
皇室のいまとこれから ~平成の代替わり

天皇陛下の退位意向を受け、逝去に伴わない天皇の代替わりが約200年ぶりに実現する。なぜ天皇陛下は退位を望んだのか。これからの皇室はどうなっていくのか。現場取材を続ける記者が解説します。

【プロフィール】
宮城県石巻市出身。1998年4月に朝日新聞社に入社。警視庁担当を経て、2006年~宮内庁を担当。

青木 美希(あおき・みき) 記事審査室員(東京)

【講演テーマ】
原発事故被災者の現状と政策

政府は東日本大震災の避難者2万世帯の住宅提供を打ち切り、医療費無償の打ち切りも決めました。自死する人、ホームレスになる人も出ています。日本は災害大国。被災者のおかれた状況は明日の私たちの姿かもしれません。

【プロフィール】
北海タイムス(休刊)、北海道新聞を経て朝日新聞に。道新での「警察裏金問題」、朝日での原発事故検証連載「プロメテウスの罠」「手抜き除染」報道はいずれも取材班で新聞協会賞受賞。初の単著『地図から消される街』で貧困ジャーナリズム大賞など3賞。2021年に『いないことにされる私たち』を著した。

石橋 英昭(いしばし・ひであき) 編集委員(仙台)

【講演テーマ】
東日本大震災と復興

被災地でいま、何が起きているのか。東京から見えにくい実相を伝えたい。

【プロフィール】
東京と大阪で社会部記者を続けた後、社会担当の論説委員も経験。韓国にも留学、戦争と平和、在日外国人差別、ヘイトスピーチ問題などに関心を持つ。2013年秋に仙台に着任、被災地を歩いてきた。福岡県生まれ、1986年入社。

工藤 隆治(くどう・りゅうじ) ネットワーク報道本部次長(東京)

【講演テーマ】
航空・鉄道を中心とした公共交通の安全

公共交通の事故は、人々の日常を断ち切り、深く長い悲しみをもたらします。誰がいつ事故に遭うかわかりません。再発防止のため、事故を心にとどめ、安全を考えたいと思います。

【プロフィール】
中部空港支局、名古屋報道センター、国土交通省クラブ(運輸)などを経験。日航ジャンボ機墜落事故をはじめ、航空、鉄道、自動車、船舶の安全が主な取材テーマ。大学では機械工学を専攻。神奈川県生まれ。2002年入社。1カ月の育休も経験した。

黒沢 大陸(くろさわ・たいりく) 論説委員(東京)

【講演テーマ】
防災、災害、科学と社会、科学ジャーナリズム論、気候変動

科学や災害のニュースの読み解き、背景となる人々や組織、政策、社会の変化を踏まえた意味をお伝えします。

【プロフィール】
社会部、科学部、編集委員(災害担当)、科学医療部長などを経て現職。防災や科学、環境、鉄道、選挙などを担当、国内外の災害現場も取材してきました。現在は、原発や環境、科学技術行政などの社説を執筆しています。【著書】『「地震予知」の幻想』『コンビニ断ち 脱スマホ』、【編著】『日本列島ハザードマップ 災害大国・迫る危機』

高木 智子(たかき・ともこ) 西部報道センター記者(福岡)

【講演テーマ】
人権と報道/差別/ジャーナリズムの役割

重大な人権侵害をひきおこしたハンセン病の問題のほか、さまざまなマイノリティ差別と報道の役割、記憶の継承について考えます。障害者への強制不妊も取り上げます。

【プロフィール】
1972年、福岡市生まれ。大阪社会部では、ハンセン病、再犯防止、戦争をめぐる記憶の語り継ぎなどを取材。編集委員(人権ほか)、論説委員(社会)を経て、2020年に福岡本部に着任、カネミ油症事件を取材中。単著『隔離の記憶 ハンセン病といのちと希望と』

井田 香奈子(いだ・かなこ) 論説委員(東京)

【講演テーマ】
司法、家族、共生社会、報道と人権

だれもが自分らしく生きられる社会、国家と個人の関係を考えてきました。国境を越えた普遍的な価値と、それぞれの社会が大切にしたいことのバランスをどうとっていくか。難しい挑戦が続く時代です。

【プロフィール】
主に社会部で、司法、メディア、マイノリティ問題などを担当。2005-06年米ハーバード大客員研究員、08年からブリュッセル支局長。EU、NATO、国際司法機関を担当した。13年から論説委員(司法社説担当)、15年9月からオピニオン編集部次長を経て、17年4月から現職。

中野 晃(なかの・あきら) 宝塚支局長(兵庫)

【講演テーマ】
韓流・韓活、日韓交流史、在日コリアン

隣国との多様な「縁」をテーマに取材を続けています。ソウル特派員(2011~14年)や韓流俳優らの取材経験も踏まえ、朝鮮半島をもっと深く、楽しく知る糸口になれば幸いです。

【プロフィール】
大阪、東京、ソウルなどで記者生活を送ってきました。懸命に日々を生きる人々の目線から政治経済や歴史問題を考えるよう心がけています。これまで「冬のソナタ」にキム次長として出演した俳優のクォン・ヘヒョさんには何度かインタビューに応じてもらいました。在日詩人、金時鐘さんの連載「人生の贈りもの」(文化面)も担当しました。

永井 靖二(ながい・やすじ) 編集委員(大阪)

【講演テーマ】
近現代史、技術と社会

近代の日本がアジアに惨禍をもたらした戦争を中心に、環境や原発などの問題を取材してきました。そこから見えたのは、弱い部分にしわ寄せを強いる「組織の論理」です。

【プロフィール】
大阪本社社会部で調査報道、警察などを担当。東京本社くらし編集部、大阪本社生活文化部なども経験。連載「写真が語る戦争」や、「原発とメディア」の「福井・若狭編」のほか、「新聞と9条」で1970年代の3つの章を担当。静岡県出身。1991年入社。

田村 隆昭(たむら・たかあき) 社会部長(大阪)

【講演テーマ】
「社会・裁判」「交通」「孤独死」

いつどこで起こるかわからない事件・事故の取材の現場。また、目に見えないままに増加し続けるとみられる「孤独死」などの実情を実例を交えてお伝えします。

【プロフィール】
2001年入社。大阪本社社会部のほか、阪神支局、広島総局などで勤務。これまで事件・事故の取材を中心に取り組む一方、自動車関係も取材。  マツダのロータリーエンジンの歴史を追った 「飽くなき挑戦 ロータリーエンジンの半世紀」も担当  http://www.asahi.com/special/mazda-rotary/

田井中 雅人(たいなか・まさと) 長崎総局記者(長崎)

【講演テーマ】
核・平和

核をめぐる国際会議や「グローバルヒバクシャ」の取材を続けてきました。2021年に発効した核兵器禁止条約の歴史的意義や、日米の核政策を解説します。

【プロフィール】
外報部、中東アフリカ総局(カイロ)、国際報道部デスクなどを経て、2012年度フルブライト・ジャーナリスト(米ハーバード大客員研究員)。15~20年核と人類取材センターでオバマ大統領広島訪問や核兵器禁止条約などを取材。単著『核に縛られる日本』。共著『漂流するトモダチ アメリカの被ばく裁判』『ヒロシマに来た大統領』。訳書『核のボタン』。

伊藤 智章(いとう・ともあき) 編集委員兼論説委員(名古屋)

【講演テーマ】
未解決の戦後補償、震災復興、公共事業

70年が過ぎてもいまだに民間の戦争犠牲者に何の手当もできない日本。ひとの気配の少ない被災地に現れた巨大防潮堤、水需要の目算が外れたのに何の釈明もない長良川河口堰。現場で感じた憤りを共有し、変革を促したい。

【プロフィール】
1988年入社。名古屋、東京社会部などを経て2005年から論説委員(名古屋本社)。2011年、宮古支局長。13年から編集委員(名古屋本社)。環境問題、市民運動を取材してきた。

黄 澈(ふぁん・ちょる) 四日市支局長(三重)

【講演テーマ】
民族・人権・平和

東アジアを人々が心安らかに暮らせる地域にするにはどうしたらいいのか、市民目線で考えていきたいと思います。

【プロフィール】
名古屋報道センター・社会グループ記者。日本と朝鮮半島の関わりや在日コリアンの活動、平和、人権問題などを取材。関わった連載は「岐路のアジア 第6部・揺れる韓国」(2006年)、「百年の明日 ニッポンとコリア」(2010年)、「『みる・きく・はなす』はいま」(2016年)など。東京都生まれ。在日韓国人2世。1992年入社。