月刊Journalism(ジャーナリズム)6月号

[ 特集 ]  官僚は再生できるか

 日々伝えられる「モリ・カケ・ニッポー」問題の底が見えません。あるはずの文書がなかったり、書き換えられていたり、記憶になかったりと、これまでにない「官僚の劣化」が報道されます。なぜこうなったのか、どうすればいいのか、どうあるべきなのか、考えてみました。
 *写真は「今月の1点」から。11年ぶりの南北首脳会談での北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長と韓国・文在寅大統領。韓国共同写真記者団撮影

[ 特集一覧 ]

甚だしい政治家の劣化

憂う官僚、忖度や萎縮​

 寺脇 研(京都造形芸術大学客員教授)

公務員の「政治化」に問題の根本

専門性を証明する公募制導入を

 田中秀明(明治大学公共政策大学院教授)

メールも保存される徹底した文書管理

米国シンクタンクは情報公開で成り立つ

 横江公美(東洋大学国際学部グローバル・イノベーション学科教授)

代表性と専門性の150年

政治主導下における協働の危機

 清水唯一朗(慶應義塾大学総合政策学部教授)

不透明さで「行政崩壊」招いた政権

安保法以前の意思決定に立ち返れ

 牧原 出(東京大学先端科学技術研究センター教授)

〈インタビュー〉

有能な政策秘書を増やせ

官僚、メディアは提案力を

 アンドリュー・ホルバート(元日本外国特派員協会長、

 城西国際大学国際人文学部招聘教授)

公文書管理と「説明責任」

民主主義の根幹を支えるために

 下重直樹(学習院大学文学部准教授)

 

[ 連載ほか ]

【データジャーナリズムの現在】

求められるPCスキルと分析力

オープンデータ時代の記者像は

 山本 智(NHK報道局ネットワーク報道部

 チーフプロデューサー)

〈連載〉記者講座

新聞の文章を考える㊦50歳からのデジタル

「ついていけない感」を克服し

「営業力」のある文章を書くには

 浜田陽太郎(朝日新聞編集委員)

【優生手術問題】

国に強制された不妊手術

自由奪われた被害者の苦悩

 大橋由香子(フリーライター、編集者)

[ メディア・リポート ]

新聞

大川小の「止まった刻」

新たに掘り起こし検証

 寺島英弥(ジャーナリスト、河北新報社論説委員)

 

放送

臨時災害FM局がすべて閉局

復興支えた「お役人」の勲章

 市村 元(「地方の時代」映像祭プロデューサー、関西大学客員教授)

出版

漫画海賊版サイトへの緊急対策

業者任せのブロッキングは諸刃の剣

 植村八潮(専修大学文学部教授、日本出版学会会長)

 

ネット

AIで中立的な記事を作る

米ニュースサイトの試み

 小林啓倫(アクセンチュア 金融サービス本部 プリンシパル)

[ 海外メディア報告 ]

英字紙、マレーシア資本に売却

「報道の自由度」がさらに後退

 木村 文(ジャーナリスト)