月刊Journalism(ジャーナリズム)2019年07月号

[ 特集 ]  記者会見

特集は「権力とメディア、何が求められているのか? 記者会見」です。官房長官会見での東京新聞記者の質問に対し、官邸は再三にわたり東京新聞に抗議し、内閣記者会にも申し入れを行い、これが問題となりました。記者会見とは何か、どうあるべきかを改めて考える特集です。
*写真* 官房長官記者会見で、挙手する東京新聞記者(手前中央)を指名する菅義偉官房長官=2019年5月30日午前、首相官邸

[ 特集 ]

《インタビュー》

人事権握る官邸 霞が関統制

記者の監視が民主主義支える

 石原信雄(元内閣官房副長官)

饒舌だった「橋下劇場」会見を検証

個人攻撃を許した事なかれ主義

 松本 創(ノンフィクションライター、元神戸新聞記者)

非難超え「聞くべきこと」判断

質問意図、読者らに説明機会を

 綿井健陽(ジャーナリスト、映画監督)

「何も聞かない」検察の記者会見

取材プロセスを質問で示す時代に

 鎌田 靖(フリージャーナリスト、元NHK記者)

トランプ大統領VS.記者

報道と言論の自由守る闘い

 津山恵子(ジャーナリスト、元共同通信記者)

政治をのみこむメディアの論理

記者クラブと記者会見の変遷から

 佐藤卓己(京都大学大学院教授)

[ トピックス ]

《メディアの皇室呼称問題》

皇室敬語の起源を問い直す

「内なる天皇制」は克服できるか

 豊 秀一(朝日新聞編集委員)

《建設的ジャーナリズムとは何か》

ネガティブ性払拭へ権力監視との共存必要

 清水麻子(ジャーナリスト、東京大学大学院学際情報学府博士課程)、林 香里(東京大学大学院情報学環教授)

《戦争・憲法の歴史と現在地》

私たちは主権者か、動員の対象か

安倍改憲がめざす「国のかたち」は

 松下秀雄(朝日新聞編集委員)

[ 連載 記者講座 ]

朝鮮半島報道(中)日本人拉致問題と向き合う

被害者への配慮と現実の間で

必要なことを伝えているか

 牧野愛博(朝日新聞前ソウル支局長)

[ メディア・リポート ]

新聞

事件と引きこもり、どうとらえる

報道は立ちすくみ、手探り続ける

 藤森 研(専修大学文学部教授)

放送

時代を映し出す事件報道の

目的と作法について

 金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター、早稲田大学大学院客員教授)

出版

「実売部数」非公表が多い理由

印税の支払い方式から考える

 星野 渉(文化通信社専務取締役、NPO法人本の学校理事長)

ネット

ファーウェイ叩きの裏にある

米中5G情報覇権戦争

 高木利弘(クリエイシオン代表取締役、マルチメディア・プロデューサー)

[ 海外メディア報告 ]

対中貿易戦争は左右両派が支持

揺れる米国内の論調を検証する

 冷泉彰彦(在米作家、ジャーナリスト)