月刊Journalism(ジャーナリズム)2021年01月号

[ 特集 ]  民主主義の行方

集団的自衛権の行使容認や検察官の定年延長問題、学術会議の任命拒否など大切にしてきた民主主義の土台が揺らいでいます。コロナ禍がこの危機に拍車をかけているようにも見えます。この国の民主主義の現状と未来を様々な角度から掘り下げました。
◆写真◆ 新型コロナウイルス感染拡大に対応するための特別措置法改正案が衆院本会議で可決された=2020年3月12日

[ 特集 ] 民主主義の行方

 

なぜ民主主義か、

どこまで民主主義的であるべきか

 長谷部恭男(早稲田大学法学学術院教授)

政治と市民の関係を変える

国会パブリックビューイング

 上西充子(法政大学教授)

グリーンで感染症に強い社会へ

求められる「赦し」の自由主義

 小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)

「直接民主政=衆愚政」は方便

古代ギリシアが射抜く本質

 橋場 弦(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

感じづらい民主主義の手触り

「助けてくれる」で政治に関心を

 たかまつなな(時事YouTuber

「政治的中立性」の陥穽

危機の時代の政治教育

 野口雅弘(成蹊大学法学部教授)

世界は変えずに人々を発見する

PTAと野党の交差点

 岡田憲治(専修大学法学部教授)

官邸主導で説明責任後退

政治プロセスの記録作成強化を

 三木由希子(NPO法人情報公開クリアリングハウス理事長)

言葉を奪おうとする権力

連帯し、声あげるとき

 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

隠蔽と沈黙で民主主義劣化

不断に問い、危機感の共有を

 渡辺謙一(映像作家、フランス在住)

大統領選をめぐる日米の報道の違い

日本メディアは前例踏襲からの脱却を

 立岩陽一郎(「インファクト」編集長)

「境界」で暮らして見えた

米国の分断とねじれと本音

 大島 隆(朝日新聞ワシントン特派員)

[ 連載 ]

《特ダネの記憶》リクルート事件

つぶれた事件、「朝日の責任」で報道

支局記者が掘り起こし、政界再編へ

 長 典俊(名古屋テレビ取締役)

[メディア・リポート ]

新聞

「学術会議」「桜」スクープ

政党機関紙が活躍する時代

 藤森 研(日本ジャーナリスト会議代表)

出版

税抜き価格を続けてきた出版界

春からの税込み表示に対応苦慮

 星野 渉(文化通信社専務取締役)

放送

技能実習制度と父親の性虐待

背景を深掘りするテレビ報道

 水島宏明(ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科教授)

ネット

「マネーはフィクション」という

ユヴァル・ノア・ハラリの慧眼

 高木利弘(クリエイシオン代表取締役)

[ 海外メディア報告 ]

ドイツが中国への姿勢を硬化

一帯一路で足並み乱れるEU

 熊谷 徹(在独ジャーナリスト)