月刊Journalism(ジャーナリズム)2021年10月号

[ 特集 ]  五輪の禍福

五輪・パラリンピックの「感動」は薄れても、そのコストは税金をはじめとする様々な形で国民にのしかかってきます。コロナ禍で強行された五輪とはいったい何だったのか、メディアはどう報道したのか、改めて考えてみました。

◇写真◇ 閉会式が行われた国立競技場周辺には、雰囲気だけでも味わおうとする多くの人が集った=8月8 日、国立競技場周辺

[ 特集 ] 五輪の禍福

 

〈インタビュー〉

「感動」以外に何もたらした

社会とつながり、変わる姿を

 為末 大(元陸上競技選手)

五輪中止求める社説を掲載

市民の視線で光より影を見つめる

 丸山貢一(信濃毎日新聞社論説主幹)

対立・分断の五輪報道の果ての

「敗北の抱きしめ方」について

 山腰修三(慶應義塾大学教授)

専門家助言組織の役割とは何か

新型コロナ分科会の政府提言から

 武藤香織(東京大学医科学研究所教授)

五輪報道で「見える化」された

おじさん新聞のアップデート

 プチ鹿島(時事芸人)

無責任な動員の責任を問え

世論と「識者」転向の陥穽

 小笠原博毅(神戸大学大学院教授)

政治と科学の望ましい関係は

新型コロナ対策で見えたもの

 中田絢子(朝日新聞政治部記者)

[ 連載 ]

記者講座》データジャーナリズム勉強会@朝日新聞

「数字の拾い方で印象は変わる」

ビッグデータの集め方と落とし穴

 講師・鳥海不二夫(東京大学大学院教授)

《特ダネの記憶》旧石器発掘捏造

失敗から始まった世紀のスクープ

緊迫の張り込み、押さえた決定的瞬間

暴いた歴史の改ざん、教科書書き換えへ

 渡邊雅春(毎日新聞首都圏センター代表取締役)

[メディア・リポート ]

新聞

新聞は「探索し世間に布告」

福沢諭吉の言に新疆を思う

 藤森 研(日本ジャーナリスト会議代表委員)

放送

17年追い続けた「ホームルーム」

高校生とつくったドキュメンタリー

 市村 元(「地方の時代」映像祭プロデューサー)

出版

出版業界で進む改革の行方

書店再生に結びつけるために

 星野 渉(文化通信社専務取締役)

ネット

ゲームから経済取引まで取り込む

仮想空間「メタバース」とは?

 小林啓倫(経営コンサルタント)

[ 海外メディア報告 ]

ワクチン接種を妨げる偽情報

政府と国民の関係を浮き彫りに

 木村 文(ジャーナリスト)