[ 特集 ] 「3.11」から10年
来月11日で、東日本大震災から丸10年。経験したことのない巨大災害に被災3県の地元4紙がどう立ち向かったのか、編集トップの座談会を企画しました。特集では、被災地で取材・発信に取り組む記者にこの10年を総括してもらうとともに、これからの10年を展望してもらいました。
◇写真◇ 避難者名簿で身内や知り合いの名前を探す人たち。東日本大震災で被災した人たちがまず知りたかったのは身近な人たちの消息だった=2011年3月17日、岩手県大槌町
[ 特集 ] 「3.11」から10年
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〈地元4紙編集局長座談会〉 犠牲者忘れない、生きた証し残す地元紙の使命 復興? 被災地の現実、目で見て知って (岩手日報・河北新報・福島民報・福島民友) |
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「生きた証し」記す地元紙の役割 無念の死たどり、重ねる遺族取材 佐久間 裕(福島民報社編集局報道部副部長) |
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〈インタビュー〉 原発事故の災害と教訓から 魅力ある街へ「再興」目指す 桜井勝延(前南相馬市長) |
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津波常襲地にある地元紙の責務 いつまでも地域の声を聞き続ける 鈴木英里(東海新報社代表取締役) |
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「被災地を忘れない」とは 何を忘れないことなのか 菊池由貴子(大槌新聞発行人) |
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会見では見えない「人間」を伝える 声上げにくい今、できることを自問 片山夏子(中日新聞東京本社〔東京新聞〕記者) |
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漫画に描く葛藤、罪悪感 それでも記憶に残す意味 飛鳥あると(漫画家) |
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〈絆〉から〈孤立〉へ てんでんこの倫理と死者への想い 遠藤 薫(学習院大学法学部教授) |
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言葉を失った〈サバルタン〉 その声を掬い、つなぐ役割 坂田邦子(東北大学大学院情報科学研究科講師) |
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復興構想会議に刻んだ抵抗の痕 「東北派」のマニフェスト 赤坂憲雄(学習院大学文学部教授) |
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悲しみと再生 宿命背負う人々 三陸を巡る「廻り神楽」から力 遠藤 協(映画監督・プロデューサー) |
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止まった時間、流れる時間 被災したまちの取材を続けて 石橋英昭(朝日新聞編集委員) |
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グラフ特集〈フクシマ無窮Ⅴ〉 10年は復興の序に過ぎない 膨大な喪失 ちっぽけな東電と国 渡辺幹夫(フォトジャーナリスト) |
[ 連載 ]
《連載 特ダネの記憶》北海道警「裏金」疑惑 「抜かれ」からの挽回、読者のために 調査報道と組織ジャーナリズムで挑む 高田昌幸(東京都市大学メディア情報学部教授) |
[メディア・リポート ]
新聞 沖縄の「苦衷」照らす女性制作者 証言者の痛みに伴走する胆力 松元 剛(琉球新報社取締役編集局長) |
出版 阪神淡路大震災を語り継ぐ 文章と映像で構成した記録集 福嶋 聡(ジュンク堂書店難波店店長) |
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放送 ドキュメンタリーの映画化に熱 新しいビジネスモデル探る各局 市村 元(「地方の時代」映像祭プロデューサー) |
ネット 「cakes」炎上で考える ネットメディアの人材育成 三日月儀雄(日本テレビ報道局サイバー戦略部) |
[ 海外メディア報告 ]
陽性者情報公開で市中感染を制圧
カンボジア、コロナ禍の情報管理
木村 文(ジャーナリスト)