月刊Journalism(ジャーナリズム)2020年09月号

[ 特集 ]  コロナの陰で

特集は「コロナの陰で」です。新型コロナの猛威はいっこうに収まる気配が見えず、社会の関心もこの未知のウイルスに向いています。そんな中、コロナがなければ議論が深められた、何らかの解決策を見いだせたはずの私たちが忘れてはいけない問題を特集しました。
*写真* 財務省の公文書改ざんをめぐる訴訟の第1回口頭弁論が、2020年7月15日、大阪地裁で開かれた。改ざん発覚後、遺書を残して自ら命を絶った同省近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻、雅子さんは法廷で、「真実が知りたい」と陳述。閉廷後、俊夫さんの写真を手に会見に臨んだ。

[ 特集 ] コロナの陰で

 

政治部でもない私たちが

「桜を見る会」にこだわる理由

 江畑佳明(毎日新聞記者)

検察人事問題でメディアの歪み露呈

記者クラブ依存やめ権力追及型報道を

 青木 理(ジャーナリスト)

ネットの暴力、なぜ

メカニズムと対策を考える

 山口真一(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授)

改ざん事件の取材で学んだ

報道に巣くう男社会の息苦しさ

 相澤冬樹(大阪日日新聞編集局長、記者)

コロナ禍で高まる児童虐待のリスク

援助の現場で何が起きていたのか

 川﨑二三彦(子どもの虹情報研修センター長)

見えにくい不条理の連鎖

沖縄の真の負担軽減を

 滝本 匠(琉球新報東京支社報道部長)

コロナが浮き彫りにした人種格差

BLMは2020年版公民権運動か

 津山恵子(在米ジャーナリスト)

コロナ禍と香港の抵抗運動

国安法制定までに起きた相克

 倉田 徹(立教大学法学部教授)

[ トピックス ]

《福島初の女性記者》

~明治44年、福島にいた~

謎の女性記者・木村よしの

 町田久次(元福島民友新聞記者、新聞史研究家)

《慰安婦問題》

朝日新聞の慰安婦裁判を見続けて

一部始終を記した取材の集大成

 北野隆一(朝日新聞編集委員)

A war after the war

利権、思惑もつれ泥沼化のシリア

大国のパワーゲームに翻弄されるクルド人

 鈴木雄介(フォトグラファー)

[メディア・リポート ]

新聞

県民を守り感染者も守る

岩手県知事の訴えの意味

 寺島英弥(ローカルジャーナリスト、河北新報社元編集委員)

放送

三浦春馬さんの死去報道

「自殺報道指針」無視のテレビ

 水島宏明(ジャーナリスト、上智大学文学部新聞学科教授)

出版

新「LINEノベル」が1年で終了

小説投稿サイトの課題を探る

 植村八潮(専修大学文学部教授、日本出版学会監事)

ネット

TikTokからLINEまで

台頭するアプリ・ナショナリズム

 小林啓倫(経営コンサルタント)

[ 海外メディア報告 ]

欧州が史上最大規模の景気刺激策

温暖化対策を軸に据えた理由は

 熊谷 徹(在独ジャーナリスト)