月刊Journalism(ジャーナリズム)2020年04月号

[ 特集 ]  少子化と向き合う

特集は「人口減少をどう捉えたらいいのか~ 少子化と向き合う 」です。日本の出生率は昨年、予想より早く90万人を割りました。私たちの社会は少子化でどうなり、それにどう対処すべきなのか……様々な角度から考えました。

[ 特集 ] 少子化と向き合う

 

縮小する日本をAIで予測

都市集中から地方分散へ

 広井良典(京都大学こころの未来研究センター教授)

少子化を女性の問題にするおかしさ

はしごを外されてうんざりの若年層

 河崎 環(コラムニスト)

いつ、誰に、どんなアプローチ

「温かい社会」に向けた施策を

 村上 芽(日本総合研究所創発戦略センター・シニアマネジャー)

未経験の「ソロ社会」が到来

コミュニティ再構築のカギは?

 荒川和久(独身研究家、博報堂ソロもんラボ・リーダー)

「少子化」と向きあうために

知ってほしい四つのポイント

 落合恵美子(京都大学大学院文学研究科教授)

自分で人生計画できる環境を

出産奨励の前に考えてほしいこと

 福田和子(#なんでないのプロジェクト代表)

フランスは奨励から支援へ

「安心」が支える個人の選択

 髙崎順子(ライター、フランス在住)

就職難が労働力低下へ連鎖

急速に進む韓国の少子化事情

 李敦熙(イ・ドンヒ、ジャーナリスト)

TVドラマの歴史が映す家庭像

垣間見えた「結婚が必須」の圧力

 角田奈穂子(フリーライター、エディター)

[ トピックス ]

《「"フェイクニュース"とファクトチェック」勉強会》

ファクトチェックで協働も

専門家がメディアに提言

 藤谷 健(朝日新聞ジャーナリスト学校デジタル推進担当部長)

《フクシマ無窮Ⅳ》

インフラ整備の陰で拡大する矛盾

「復興五輪」に進むフクシマの今

 渡辺幹夫(フォトジャーナリスト、東京写真記者協会事務局長)

[ 連載 記者講座 ]

ファクトチェック・ジャーナリズム ㊥政治家の言説を題材に

対象の選択からレーティングまで

検証はフェアに手加減なく

 楊井人文(ファクトチェック・イニシアティブ事務局長)

[ メディア・リポート ]

新聞

新型肺炎で封鎖された武漢

現地取材は「不可能」か?

 藤森 研(元専修大学教授)

放送

言論の打ち合いで真実が見える

表現の自由を守り抜く覚悟を

 堀 潤(NPO法人8bitNews代表)

出版

発売前の書誌情報サイト始動

出版・書店ビジネスの転換

 星野 渉(文化通信社専務取締役)

ネット

新型コロナ危機がもたらす

急激なITイノベーションの可能性

 高木利弘(マルチメディア・プロデューサー)

[ 海外メディア報告 ]

トランプ「和平構想」めぐり

中東諸国の本音と建前が交錯

 川上泰徳(中東ジャーナリスト)