月刊Journalism(ジャーナリズム)2019年04月号

[ 特集 ]  天皇論

特集は特集は「退位、改元、国民統合の象徴の行方は? 天皇論」です。新元号が「令和」と決まり、明仁天皇が4月末に退位、皇太子さまが5月1日に即位します。このタイミングに「天皇制とは何か」「日本社会にとっての天皇とは」を考えてみました。
*写真* ブルキナファソの大統領夫妻と会見後、手を振って見送る天皇、皇后両陛下=2018年11月20日、皇居・御所、代表撮影

[ 特集 ]

天皇制の謎と民主主義

「基盤装置」の危うい未来

 大澤真幸(社会学者)

21世紀家父長制の悪夢と

新天皇家の発する家族メッセージ

 牟田和恵(大阪大学大学院教授)

戦後も維持され続けた皇室祭祀

脱聖化こそが象徴天皇の理念

 島薗 進(東京大学名誉教授、上智大学教授)

代替わりが生む「思考停止」の危うさ

「朝鮮」と日本の過去を直視する時

 尹健次(ユン・コォンチャ、神奈川大学名誉教授)

象徴天皇制はどこにいくのか

世界の潮流から考える

 君塚直隆(関東学院大学教授)

アイヌと天皇の接点

両者をつないだカムイという回路

 児島恭子(札幌学院大学教授)

美智子さまで成長した「女性自身」

スキャンダル報道は考える契機に

 近重幸哉(皇室ジャーナリスト)

「天皇=元号=時代」の崩壊

時代語る意味問い直しを

 鈴木洋仁(東洋大学研究助手)

奥崎の天皇批判に怯えた

覚悟の「ゆきゆきて、神軍」

 原 一男(映画監督)

モラルの境界にある諸問題

天皇の「知恵」で政治を覚醒

 アレクサンドル・ソクーロフ(映画監督)

[ トピックス ]

《奪還から1年半、シリア北部を行く》

ISとは何だったのか

世界の無関心に疲れる人々

 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

[ 連載 記者講座 ]

スポーツで何を伝えるか㊥五輪報道

お祭り報道には「冷めた目」が必要

注目大会だけに問われる記事の質

 中小路 徹(朝日新聞編集委員)

[ メディア・リポート ]

新聞

沖縄県民投票結果めぐる報道

二極化は閉じた情報空間生む

 藤森 研(専修大学文学部教授)

放送

テレビでの議論は欠かせない

ジャーナリストの旅券返納命令

 堀 潤(NPO法人8bitNews 代表)

出版

新規出店減るなか個性的な書店登場

読書の魅力を書店通して広めたい

 星野 渉(文化通信社専務取締役)

ネット

文化の発展を阻害する著作権法

改悪の背景にあるもの

 高木利弘(クリエイシオン代表取締役)

[ 海外メディア報告 ]

「関係正常化」の動きは進むか

イスラエルと湾岸アラブ諸国が接近

 川上泰徳(中東ジャーナリスト)