【登場人物】
先生(先)=まちの財布について何でも知っている
市民(市)=会社員。今度の議員選挙に立候補を予定
記者(記)=今度、行政担当に指名されている

ダウンロード自体は簡単

先   この「e-Stat活用術の基礎」は今回が最終回。取り出したデータの表をexcel表としてダウンロードする。引き続きこの表からスタートね。

先   作業自体はとても簡単。まず右上の「ダウンロード」をクリック。

記   設定画面が出ました。

先   基本的には「ファイル形式」で「XLSX形式」を選び、下の「ダウンロード」をクリックするだけ。他の設定は後々自分で試してみるといい。

記   こんな画面が。

先   迷わず「ダウンロード」

excel表はまず数値として扱えるように

記   おお。excel表が。

先   ではこれを最低限使えるようにするところまでやろう。まず上の「保護ビュー」のアラートで「編集を有効にする」をクリック。すると数値のセルの左上隅に▲マークが出てくる。この状態では数値として扱えない。そこで数値として扱いたい部分を選択。

記   しました。

先   そうしたら、黄色に「!」の警告マークを左クリックしてメニューを表示し、「数値に変換する」を選択。

記   あっ、▲マークがなくなりましたね。

先   はい。これで数値として扱えるようになった。excel表のダウンロード操作としてはこれで一通り終了。

市   簡単ですね。

先   うん。だから、データをe-Statから取得して、あとは使い慣れたexcelで加工する方がやりやすいと思うよ。

市   なるほどですね。グラフも作り込めるし。

先   それに、e-Statでは収められたデータの取得はできるけれど、そのデータで計算などはできない。得られたデータの並び替えとか絞り込みも。

市   ダウンロードするに当たっての注意点とかってあるんですか?

先   「データをexcelでどのように使うのか」を考えて、e-Statから取り出すデータの形を決めることが一番大事。

記   というと?

先   例えば県内の市町村をすべて並べてデータを比較したり、並べ替えをしたりする場合には、こんな感じの表の方がいい。

    データ1 データ2 データ3

A市

B市

C市

    取り出す表の形は、後々の作業性に大きく影響するからよく考えて。

記   なるほど。とにかく触ってみます。

先   それがいいよ。がんばって。

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