【登場人物】
先生(先)=まちの財布について何でも知っている
市民(市)=会社員。今度の議員選挙に立候補を予定
記者(記)=今度、行政担当に指名されている
上のタブを「統計表表示」から「グラフ表示」に
先 今回はe-Statで取り出したデータの表をグラフにしてみよう。前回の表からスタート。
先 まず上のタブ、今は「統計表表示」になっているのを右隣の「グラフ表示」にしよう。
市 あっ。グラフになりました。
市 でもこれ、ちょっと変ですね。
先 イメージした形と違う場合には、左側のタブの「グラフ表示設定」をクリック。
市 この設定画面で形を変えることが出来るんですね。
先 そう。これから実際に設定していくけど、自分で何回かやってみると設定の意味が分かってくるから。触ってみることが大事。じゃあどんなグラフにしようか。
市 では、棒グラフのままで、横軸に年度、縦軸に金額で、2市のグラフが年度ごとに並ぶヤツに。
先 OK。じゃあやっていこう。設定の項目は5つある。上から簡単に説明して設定するよ。
「種類」はプルダウンメニューになっていて、棒グラフ・折れ線グラフなど5つの選択肢から選ぶようになっている。ここでは「棒グラフ」のまま。
「グラフのタイトル」は自分で打ち込む。ここでは「富山市と福井市の実質収支の推移」としようか。ところで表もそうだけど、自治体の並びは総務省の自治体コード順になる。基本的には北から南。北海道・東北・関東・北陸信越・中部・近畿・山陰・山陽・四国・九州・沖縄の順。
記 なるほど。
先 「基準軸」。これは表の「行」「列」のどちらかを選択。今回は「行」が年度、「列」が団体名だった。基準軸を「年度」にすれば、年度ごとに2自治体の棒グラフが並ぶ。基準軸を「団体名」にすれば、団体ごとに5年分の棒グラフが並ぶ。今回は?
記 前者ですね。だから基準軸は「行」だ。今は「列」になっているから「行」にチェック、と。
先 次は「グラフの方向」。これはグラフを縦に伸ばすのか、横に伸ばすのか。今回は通常のグラフにして縦に伸ばそう。横軸に年度が来るように。
最後に「基準軸の並び順」。e-Statの表は基本、新しい年度が先に来るようになってる。今回も2017年度が最初で、そこから2016、2015となってる。この場合、「昇順」を選ぶとこの表の通り、2017→2016→2015とグラフも並んでいく。でもグラフとしては右方向に時間を進めたいよね。だから「昇順」ではなくて「降順」を選ぶ。
記 こんな設定になりました。
先 よし。では「設定して表示を更新」。
市 やった! イメージ通りですね。
記 これ、折れ線グラフで見てみたいなあ。
先 もう一度、左タブの「グラフ表示設定」で、今度は「折れ線グラフ」を選択してみて。他は変更不要。最後に「設定して表示を更新」
記 なるほど。
先 ね。簡単にグラフにしてみるのにはとても便利。ただ、他の表番号の表を組み合わせたりとかはできないし、グラフの表現力も高くない。高度なことをしようと思えば、データをダウンロードしてexcelとかで加工するしかないよ。
記 分かりました。では次回は…
先 そのデータをexcelにダウンロードするところをやってみよう。